紫外線のことを知って上手く付き合っていく方法

気候や気象、大気の流れ、海流の動きなど、
地球上の自然の営みは太陽が源。
さらに動植物の生育、そして太古の地球上に生命が誕生したのも
太陽エネルギーが根源です。
強大な太陽エネルギーの力で私たちは生かされています。
この太陽から放たれる電磁波のひとつが紫外線です。

紫外線の種類

紫外線は波長によって、
UV-A : 地表に届く
UV-B:一部地表に届く
UV-C:地表に届かない
に分けられ、人体への影響度は波長によって異なります。

UV-A(波長315-380nm):しわ・たるみなどの原因
皮膚の真皮層に作用しタンパク質を変性させる。皮膚の弾性を失わせ老化を促進する。
UV-B(波長280-315nm):シミ・色素沈着・炎症などの原因
皮膚の表皮層に作用するが、肌内部の色素細胞がB波防御するためにメラニンを生成する。
UV-Bによって生成されたメラニン色素をUV-Aが酸化させて褐色に変化させる。
UV-C(波長200-280nm):オゾン層で守られている地表には通常は到達しない。
強い殺菌作用があり、生体に対する破壊性が強い。ハロン系物質により
オゾン層が破壊されると、地表に到達して生物相に影響が出ることが懸念されている。
 

年中降り注いでいる紫外線

四季を問わず、紫外線は年中降り注いでいます。
その量は、季節、時刻、天候、地域によって
大きくかわります。
屋外だけでなく、室内においても紫外線を浴びていますので
油断は禁物です。
曇りの日でも晴れの日の60%
雨の日でも20%程度は降り注いでます。

また、海やスキー場では、”直接紫外線”だけではなく、
反射して注ぐ”反射紫外線”にも注意してください。

日常生活の中でも、コンクリートでの照り返しなどは、

直接紫外線の反射率5、6%あり、
例えば、ベランダに洗濯ものを干す時間帯も紫外線の強い時間を避けるなど
ちょっとした一工夫でダメージを最小限にできます。
 
海水浴で日焼けするのも、直接的にうける紫外線以外に
海水面での反射率10%から100%と幅広く、紫外線の多い時間帯の
海水浴で受けるダメージが多いことを物語っています。
 
ちなみにスキー焼けでは、
雪面に反射した眩しい紫外線反射率は80%から95%と高く、
お肌表面だけでなく、目への紫外線対策もかかせません。

 

紫外線の強さ

太陽光線のひとつである紫外線(UV)は、
波長によって UV-A、UV-B, UV-C に分けられ、
人体への影響度は波長によって異なります。
人体への影響を示す視点を取り入れ、紫外線の強さ
分かりやすく表したものが「UVインデックス」で
通常1~11の数値で示されます。UVインデックスの値が
大きいほど、人体に影響する紫外線が強いことになります。

▲地域・時間でみるUVインデックス(気象庁発表)

 

 

 

 

 

 

▲時間の経過でみるUVインデックス

 

 

 

 

 

WHO(世界保健機関)では、「UVインデックス」で表される値を
LOW(弱い)からEXTREME(極端に強い)までの
5つの程度に分類し、紫外線対策の目安を示しています。

紫外線予防の必要性

紫外線からのダメージがお肌の老化につながる”光老化”
光老化は、お肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンにダメージを
与えるため、シワやたるみと直結します。
また、最新の紫外線研究では、紫外線を浴びると、
表皮にダメージを与えるだけでなく、
表皮と真皮の堺にある基底膜の主成分コラーゲンの分解酵素「ゼラチナーゼ」を
発生してしまうことが明らかになっています。
基底膜が損傷をきたし保護できなくなるとコラーゲンやエラスチンの変性を
引き起こします。即ち <光老化>
濃いシミや深いシワは、一度お肌に現れてしまうと
なかなか元に戻すのはむつかしいものです。
だからこそ、日々の紫外線対策が重要になってきます。

 

 

日々の積み重ねがあなたの未来のお肌をつくります

紫外線は百害あって一利なしといわれています。
地球上で生きている以上、避けられません!!
紫外線を浴び、シミが出来て慌てる前にシミを作らないお手入れをしましょう!!


 

 

 

 

<対策>
①紫外線の強い時間帯を避ける。(10時~14時)
②日陰を利用する。
③日傘を使う、帽子をかぶる。
④衣服で覆う。
⑤サングラスをかける。
⑥日焼け止めを上手に使う。
(必要に応じてこまめに塗りなおしする)

※紫外線予防を見落としがちなデコルテや首などにも日焼け止めを忘れずに!

次回、美白のタイミングをお届けします。